息子は一人っ子の男です。私は嫁に出てしまったので実家は実質跡継ぎがいません。
実家は農家でしたが、10年ほど前に母が子宮がんになり手術、治療が必要になったため父が母の介護をすると農業をすっぱりやめてしまいました。
別に母が動けなくなったとかいうわけではなく、術後も放射線治療のため入院したり通院が欠かせなかったりもしましたが、家にいる時は普通に家事をしていました。
母は運転ができなかったので普段の買い物や病院への送り迎え、近所のお付き合いなどが父の担当だったのですが。
そんな母も3年前に別の癌が再発し他界してしまいました。
昨日の日記にも書きましたが、同居していた舅と姑も数年前に続けて他界しています。
今後、実家の父に何かあったら私が介護のために実家に行くつもりでいますが、それは私が女だからそう思うことなのかな。
もし息子だったら実家の親がどうにかなったときに仕事やめて介護に行くなんて、現実的にはムリですよね。
よく聞くのは子供が娘の場合。
結婚してほどよく近くに住んでいれば孫を連れて帰ってきてくれるかもしれない。
逆に子供が息子の場合。
お嫁さんの機嫌を損ねたら、一生孫には合わせてもらえないかもしれない。
実際どうなんでしょうね?
子供が生まれた時は実家から車で30分ほどの所に住んでいました。
夫の実家までは車で2~3時間ほど。
当時の夫の仕事は年末年始に忙しかったので、その時期に夫実家に家族で帰ることはありませんでした。
私はお正月に二日ほど子連れで実家へ。
子供が小学校に入る時に夫が地元へ転勤。
家を新築して舅姑との同居が始まりました。
(同居はホント息がつまりましたが、その話はまたあとで)
でも実家へは子連れでよく帰っていました。
息子も実家のおじいちゃん、おばあちゃんが大好きで、帰る時は泣いていやがるほどでした。
一人暮らしをしている今も時々行ってるみたいです。
息子の部屋と実家とは電車とバスで1時間くらいなので。
普通に考えて、娘が結婚しても実家に懐く(懐くという言い方もへんだけど)のは当然ですよね。
結婚したからって、同居してるからって、親は親なんだからその状況を心配するのは当たり前。
今や結婚は個人の話で「夫の家に入る」なんて考えは古いと思っています。
あ、家同士のお付き合いとか親戚づきあいを否定してるんじゃありませんよ。
そのへんは上手くこなすのも妻の務めだと思いますし。
でもやっぱり「息子を生んだら損」って考え方はあるのかなぁ。
娘の方が孫に会いやすい?
娘の方が将来の面倒を見てくれる?
実際、自分の身で考えてみれば仕事を辞めて実家に帰ることも考えているから親の老後の面倒に関しては娘の方が得なのかな?
同居していない、離れて暮らす夫の親にとっては、やっぱり孫に会えなくなるのは辛いよね。
でも仮にお嫁さんとの仲が悪くなっても、夫が子供を連れて帰ればいいだけの話だとも思うけど。
最悪なのは夫が自分の親を喜ばすために、妻と子供を使って親孝行しようとすることかな?
親が孫に会いたがってるから子供連れて行って来い、俺は仕事だから……みたいな?
知り合いがそんな状態になったことあるらしくグチっていたので。
別居してたら夫抜きで舅姑に会うとか正直イヤだよね、気が重いよ。
で、結局。
息子を産んだら損なのか。
私は今のところそんなことは感じていません。
まだ結婚もしていないし、孫も生まれていないからそんなふうに思うのかもしれませんがね。
まあ、もしも娘だったらマメにメールとかしてくれたり帰ってきてくれたりするのかな、とは思いますけど。
お正月くらいしか帰ってこないもんなぁ(笑)。
メールもホントに用事があるときしかしてこないし。
おかげさまでメールがくるとドキっとしますよ。
何かあった!?
って(笑)。
帰ってくるのもお金かかるからね。
いや帰ってきたら交通費込みでお小遣い上げてますけど……。
とにかくね。
私はもう覚悟をしているんです。
息子には息子の人生がある。
自分たちの老後は自分たちだけで面倒を見ようって。
仮に息子が結婚できてもあっちの家族には余計なちょっかいは出さない。
理想はお金は出す(お祝い金とかお小遣いとか)けど口は出さない。
盆暮れ正月にこっちの家に帰ってこなくても文句言わない。
向こうには向こうの事情があるし、私だって別居の頃は長期休みに夫の実家行って数日泊まるのはすっごい憂鬱だったもん。
でもそのためにはお金なんですよね。
老後に必要なお金って入れて検索するとけっこうな金額が出ていますが(笑)。
贅沢しなければ夫の退職金と年金、私の預金でなんとか乗り切れそうな気もしますが。
人生何があるか分かりませんからね。
とくに認知症になったら大変ですよ。
施設に入れるにしてもお金がかかるし、何より入れるかどうかも問題で。
やっぱりいざという時にものをいうのはお金ですからね。
ちょっと話も逸れましたが。
息子さんしかいないお母さん、ちょっと寂しくても頑張りましょうね~。
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