文豪とアルケミスト・審判の歯車
第九話「人間失格」後編

このアニメは本当にラストのわずか数十秒で突き落としてきますからね。
それを忘れてはいけません。

今回は……

神!

もう私が何をどう言っても野暮でしかない。
まるでジェットコースターのようでした。

文アニ知らない人にも言いたかったです。
訳わからなくてもいいので、九話だけでも見て!

夜中の放送後。
興奮して眠れず2回見直しました。
翌朝。
仕事に行く前に一回。

それ以来、仕事前に見て帰ってから見て。
寝る前にも見て。
何度見ても泣くし興奮するし絶望するし。
ほんとに。
なんてものを作ってくれやがりましたかね。

でもやっぱり感想書きたいので書きます(笑)。
文アルやっててよかった……。



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もはやホラーな葉蔵。

でも
「大庭 葉蔵」
と言ったと同時に

恥の多い生涯を送って来ました

って、もう。
これ天才じゃないですか?
この文章の入れ方だけで心抜かれましたよ。

あぁ、繋がれている先生のなんと美しいことか。

タイトルに血が飛び散っていました。
こわい……。

続けて藤村のレクチャーかと思ったら。
まさかの
まさかの!

朗読&映像化!
朗読ですよ!
要所要所に文章を差しはさんで。

これは。
もう。
最高すぎます。
最高の上はなんですか?
至高?
やっぱり神?

思わず「至高」の類語調べちゃいましたよ。

極めつき・極めつけ・最優秀・最優良・至高・最高・究極・至極・至上・最上・無上

もう全部の言葉を投げつけたいです。

小さい葉蔵が可愛すぎて。
それだけにぎゅっと拳を握っているのが可哀そうで。

シシマイをかぶって踊っているのはあれですかね。
写真にとられたのを見たら小さなおち〇ぽが出ていたってシーン?
ひたすら辛い可愛い。

もうこのまま「人間失格」の全編をアニメ化しましょうよ。
絶対見てみたいです。
というか。
他の作品もみんな文アルアニメシリーズで作ろうよ。
作ってください。
お願いします。
まじで。

竹一。
もしかして竹一が侵蝕者?

っていうか。
一瞬、竹一が壇くんかと思いました。
前回出てきた後ろ姿となんとなく似ていません?

出てくる女の人たちは顔はないけど仮面はつけていないのね。

雪の上で吐血して倒れる葉蔵。
タイトルはこれかな。

背景に出てくる文章。
どこのページだろうって読んでしまいました。

そもそも人間ってなんだろうって。
そりゃあ、多少は考えますよ、生きてれば。
でも考えても仕方ないと思っちゃいます。
自分は現に人間として生きているので。

幸い、私はそこそこうまく生きていると思います。
いろいろなことがあるにせよ。
いわゆる「普通」に生きられていると思います。

でも葉蔵にとっては人間でいること自体が振り落とされないように懸命にしがみついていなければいけない行為?
常に演技してしがみついていなければいけないのだとしたら。
そりゃあ、辛いでしょうよ。

でも人間とはどういうものかって決めつけているのは「世間」ですよね。
こうあらねばならない、みたいな。
道徳観や倫理観だって、世間で平穏に暮らすためのルールでしょ。
原作にも「世間」という言葉がちらちら出てきますが。

乱暴な言い方をしてしまえば、人間を失格している人なんていないと思いますけど。
そう思うのも私が「普通」に生きているからでしょうかね。
どんなに極悪非道なことをしても人間は人間ですし。
何をしても、世間からずれていても、気にしない人は全く気にしない。

でもここで言う「人間」は生物的な意味での「人間」ではない。
じゃあ、「人間」って何?
って考えてまた最初に戻ってしまいます。
こういうこと考えてるとぐるぐるしてきますよね。

もう一回、原作を読もうかな。

なんにしろ、葉蔵は繊細で優しすぎるんでしょう。
原作のラストでマダムが言っていました。

「葉ちゃんは……神様みたいないい子でした」

それに尽きるような気がします。

葉蔵の周囲から攻撃してくる触手みたいなものは何?
彼の意思?
それとも意思とは別のもの?

その頃の地下牢。

太宰を助けたいという先生。
目は侵蝕者のままだけど。
意識は先生なの?

どうして「人間失格」を侵蝕しようとしたのか。
自分に仔犬みたいにコロコロついてくる太宰の作品を汚して、先生にダメージを与えたかった?
それにどんな意味があるか分からないけど。
どう考えても先生の意思ではないですよね。

解放してもらえないと分かると侵蝕者の力で牢破り!
え、ちょっと先生。
大丈夫?
そんな力使ったら余計に先生の中の侵蝕者が強くなっちゃったりしませんか?
侵蝕者の力が強くなればなるほど本体にダメージ与えたりしませんか?
それでも太宰を助けに行こうとするんですね、先生。
素敵です。

藤村もそんな先生に心打たれたのか。
それとも本当に興味だけなのか。

本を一冊、目の前にして。

誰?
誰の叫び声?
先生なの?
先生の叫び声?
先生……そんな声をあげるほどに。

先生が侵蝕した本は

檀一雄 著
「小説 太宰治」

え……まさか。
まさかの転生?

そういえばツイッターで
「満を持してあの文豪が」って言われていましたよね。

私はいよいよ寛か?
って思ったのですが。
いや、ちらっと檀くん?
とも思いましたが。
アニメ先行はないでしょ……と。
でも……あり得る展開?
ひぇっ。

小説の中。
先生の自殺を知って泣いている太宰。
奇麗なシーンだなぁ。
先生。
あなたの死を悲しんでいる人が目の前にいるよ?
先生のこと、先生の作品を大好きだった人がたくさんいたんだよ?

そして春夫先生に芥川賞のことを訴える太宰。
一話を思い出しますね。

藤村から明かされる先生の行動の意味。
びっくりです。

転生させたい文豪の本をあえて侵蝕してしまう。
でも転生が成功するってことは、侵蝕者(?)である先生はかなりのダメージを負うのでは?
最悪、消えてしまうってことだってあるでしょうに。
それでも行ったんでしょうか。

太宰の作品がああなってしまったのは自分のせいだから?
自己肯定感が低くていつも周囲に気を遣う先生だから。
なんとしても太宰を助けないといけないと?

「人間失格」の中も大変なことになっています。

オダサクが!
刺された!
あまりにもサクっと刺されてますが!

ちょっとちょっとちょっと、待ってー!
志賀さんの前例があるから!
もうこのあたりは胃が本当に痛かったです。

安吾の叫びもオダサクの言葉も、葉蔵にはてんで効いていません。

バーの二人がいいですね。
頭をくしゃっと。
もうこのシーンだけで檀くん大好きになってしまいます。

そしてやっぱり。
まさかの先行実装なんですね。
実装されるんですね、檀一雄が!
ゲームにもきますよね?

二人に先生が近づいて行って……

バーと戦闘シーンが交互になって。
このへんから入る音楽がまたいい!
緊張感すっごい高まります。
もう胸から胃から、どきどきで痛かったですよ。

ここからは言葉もありません。
語彙がない。
もう泣くしかありません。

檀くんが人間失格に降り立った瞬間。
全世界の文アニを見ていた皆さん、悲鳴を上げたでしょ?
泣いたでしょ?
私も叫びたかったけど夜中なので毛布を噛みしめていました。
でも心の中では絶叫でしたよ。

そんなみんなの気持ちが、きっと檀くんにくっついていって一緒に戦っていましたよね。
全世界のお司書、ゲームをしていない人も立派なお司書。
それが心を一つにした瞬間でしたよね。

最高です。
思い出すだけでも涙が出ます。
なんてものを作り出してくれたのか。

「最後の無頼派」
っていいですよね。
檀くんの二つ名かな。

あぁあああ、檀くん。
めっちゃかっこいい!
めっちゃかっこいいーーーっ!

葉蔵が泣いてるのは、彼の中の太宰かな。

なにこの檀くんの独白。
今でも泣いてるのに、さらに泣けと。

侵蝕者は葉蔵の影?

ふっと太宰に戻るシーン、いいよね。
オダサクの愛のこもった「ペシ!」。

あぁ、戻って周囲の状況に驚く太宰が可愛すぎます。
ほんと、語彙なくてすみません。
可愛いとカッコいいと素敵しか言ってない気がします。

ふと思ったのですが。
太宰は檀くんを見てすぐに「檀一雄」って分かったじゃないですか。
転生された文豪は思念体、生きていた時のイメージとかを元にしているだけで生きていた時そのままの姿じゃないんですよね。
だから精神的に繋がりのあった人なら姿が変わっていても分かるんですかね?

一話で太宰が先生のことが分からなかったのは、生前そういった繋がりがなかったからかな。
いや、ただ一目見て「檀?」って分かってたから。
まあそれは置いといて。

場面も最高潮!
音楽も映像もまさに劇場版クオリティ。

二人が宙に舞うシーンで見えた景色。
あれはまさに彼の故郷の景色なんだそうですね。
だから太宰は、一瞬その景色に見入っていたんですね。

転生しても図書館から出られなくて。
この人間失格の中で久しぶりに見た故郷の景色。
そして横には手を伸ばしてくる檀くん。

どうしろと。
これ以上、私にどうしろと?
叫べばいいですか?
狂喜乱舞の踊りをすればいいですか?
いったいどこまで私たちの心に攻め入ってくるのか。

無事に侵蝕者を倒して。
そう、葉蔵はこの世界を生きていかなきゃいけないんですね。

檀くんの

もう大丈夫か

が優しすぎて愛に溢れすぎて。
泣けてきます。
もうずっと泣いていますけど。

小さな葉蔵の拳を握ってあげる太宰。
どこまで泣けとおっしゃるか。

そして止め。


俺はちょっと、恥の多い生涯を送ってくるよ

あぁあああああああああ
その笑顔!
なんですか、その笑顔!

それはもう心からの笑顔でしょう?
笑えてるじゃない。
天使かよ。
……造り物の笑顔じゃない、よね?

これは食堂曲のアレンジ?
すっごくいい……。
この曲の入り方と

ただ、一さいは過ぎて行きます。

の文章の重なりがすごくいい。

檀くん、ようこそ!

でも考えたら。
檀くん、転生した瞬間「人間失格」に放り込まれたのかな?
図書館に来て挨拶しようとしたら

とりあえず行ってこーい!

って藤村と秋声に放り込まれたのかな?
いちいち説明してる暇ないよね。
それを考えるとちょっと笑えます。

そして秋声に肩をかつがれて先生がやってきました。
命は無事だったものの、かなり憔悴しているご様子。

あぁ、その表情。
自分があんな酷いことを言ってしまったのを覚えているんですから。
今にも消え入りたり心持ちでしょう。
何も言えない先生に変わって藤村がフォロー。
やだ、優しい。

頑張ったんじゃない?

って。
藤村!
ほんといい人!

藤村のフォローに押されて謝罪する先生。
見ている方も辛いです。
でも太宰、強い。
いい子!

ちゃんと見ていてください

ほっんといい子だよ、太宰。
先生、太宰の言葉に救われたよね。
これは文劇1の話ですけど。
あのときも
「一緒に生きてくださーい!」
って言葉が先生を救ってた。

見てない人にもお勧めしたい文劇です。

先生のお顔にも微かな笑顔が戻って。
一件落着。
よかったー。
ほんとによかったー。

……で、終わるはずがなかったですね。
そうでした。
これはそういうアニメです。

廊下の電灯がバチバチ消えて。

え?
なに?

館長室の石が!
なになに!?

って、一気に四人のシルエットが!
えー!?
新思潮一気にきた???

一番端が寛なのは分かりました。
四人ってことは、後はたっちゃんこ(堀)、久米、谷崎さん?
アルケミストさん、この新思潮一気転生のためにいろいろ温存していたのかな?
私もいざってときのため(先生関連が出たときのため)に石を温存しています。
(というか、最近は課金招装ばっかりじゃないですか)

でも。
とうとう寛が来ましたー!
みんなも待ってたよね、早く来てって言ってましたよね!
私も何度も何度もツイッターとかで叫んでいました。

かーん!
早く来て、かーん!
って。
とにかく寛さえくればなんとかなるだろうと。
きっと先生を支えてくれるだろうと。

そんなみんなから待ちわびられていた寛の第一声。

そいつから離れろ

はい?

聞こえなかったのか
今すぐそいつから離れるんだ

はいぃ?
なに?
そいつ?
なに?
どうしたの??

そうしてやってきました。
地獄が。

カラン、コロンと下駄の音を響かせて。

新たな地獄がやってきました。

「え?」

って、太宰とほぼ同時に声が出ましたよ。

放心状態でエンディングに突入。
音楽がまったく頭に入ってこないというか。
私の頭はエンディングをスルーしています。

なになになに、どういうこと?
私の中の右京さんが何度も言っていますよ。

「はいぃいいい?」

いや、何度も言いました。
確かに何度も言いました。
寛、早く来て!って。

でもね。

こんな!

地獄を!

しょってこいとか!

言ってませんからー!

ねえ、どうするの、これ?

ちょっと国王がご乱心したけどなんとか無事におさまりそうです。
ってところに
昔、悪の宰相のせいで放逐された真の国王が寵臣たちと共に戻ってきましたよ、的な登場シーン。

これはどう見たって新思潮の3人と一緒にいるのが本当の(?)先生でしょうよ。
じゃあ、これまでの先生は?
ツイッターでは前からこの図書館自体が本の中では?
っていう考察もありましたが。
そういうことなの?
だとしたら一体なんの本?

もう全然予想がつきません。

でも先生が二人はあり得ない。
この先、侵蝕先生は消されてしまうの?
でも普通にみんなで侵蝕された本から文豪を助けたりしていたし。
楽しそうに野菜対決の審判もしていたし。
ダメでしょう、消したら。

もういいじゃない。
先生は特別に二人いてもいいじゃない。
「歯車」ではドッペルゲンガーを見たって人もいたって言ってたじゃないですか。
いいじゃない、いいじゃない。
もう二人でもいいじゃない!

考えてみれば。
先生以外の文豪には仲間がいるんですよね。
先生だけが一人ぼっちなんですよ。

そんなぼっち先生と、仲間とともにやってきた先生。
なんてことを……。

そして次回の作品は「藪の中」。

誰が本当のことを言っているのか分からない。
そもそも真実を言っている人がいるのか?
真相はすべて藪の中。

先生を見たぼっち先生が侵蝕状態になって「藪の中」が侵蝕されるの?
そんな先生はいったい誰を呼ぶの?

っていうか。
そもそもこの図書館の中で本の侵蝕が起こるの?
新思潮四人はすでに潜書状態なの?

もうわけわからーん!
分からないなら考えろ、と安吾は言っていましたけど。
いや、これは考えても分かりません。

ここは待つしかありません。
幸いにも今日は7月17日。
放送は今夜です。
感想がやっと放送に追いつきました。
(空白の一か月何をしていたのか)
あ、来週は河童忌じゃないですか。

しかし。
熱い友情物語に感動していたらとんでもないことが待っていました。
これはそういうアニメです。
大事なことなので二度言います。

これはそういうアニメです。

内容に翻弄されてうっかり忘れちゃうかもしれないからね。
油断せず行こう。

ああー、もうやっちゃってください!
どんな結末でも受け入れますから!
どんな地獄でもお供しますから!

好き!!

さ、お待ちかね。
どんな地獄でもやってきます癒しタイム。

文豪グルメ
[水羊羹と夏の記憶編]

太宰を誘ったはずが無頼派みんなできちゃったよ。
残りの三人が無理やりついてきたな(笑)。

アイスクリームソーダは資生堂パーラーですね。
文豪とアルケミストごはん帖にも紹介されていました。
安吾さん、さすがにうどんはないです。

春夫先生も太宰の言うこと聞いちゃいない。
あの頃の夏の記憶に耽ってしまう。
谷崎さんもいるー!
羊羹ミキサーにかけちゃうかと思った(笑)。

春夫先生のほっぺたに手をむにってやってるの可愛い。

春夫先生と谷崎さんは転生してこないの?
OPで戦ってるから絶対くると思っていたのに。

そしてそして。
九話が終わった瞬間、ぽちりました。

買いたくなっちゃいますよねー!
まだ半分しか読んでいませんが。

さて。
ゲームの人間失格イベント。

ボス。


イベント衣装は太宰の水着衣装


オダサクの作業着衣装

本編はあんなシリアスなのにまさかの水着衣装とか。

ステップアップ召装

今回は中也と藤村でしたが。
中也一枚しか出ませんでした。
でも特効が2枚でたので、よしよしです。

人間失格 – 中原中也 Lv.1
「この図書館は退屈だ。
 オレの詩や才能を理解できる奴はまだ現れない」


そして気づいたのですが。
先生の衣装庫に空きが一つ増えています!

先生の衣装はすべてもっていたので!
間違いないですよね?
気のせい?
先生の衣装増えますか?
次のイベント?
もし衣装が出なかったら衣装引換券でもらえますか?
新しいのはダメかな。

あ!
次のイベントといえば!

「人間失格」イベントが期間一週間しかないのは、このあとに「小説 太宰治」を続けてやるためでしょうか?
きっと「小説 太宰治ヲ浄化セヨ」ですよね?
予定でも7月下旬に新文豪実装ってありましたしね。

檀くん、絶対ほしい!
楽しみです!

ところで新平くんがお出迎え。
小説 太宰治を読んでいなかったらいきなり彼が出てきてなんで? とか思っていたかもしれません。
太宰や中也、檀くんと一緒に飲みに行っていたようですね。



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