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2016年8月6日 公開
「秘密 THE TOP SECRET」公式サイト

原作「秘密」の舞台はこんな感じ。

舞台は2060年代の科学警察研究所法医第九研究室。
そこで行われているのが、通称「MRI捜査」。
亡くなった事件関係者の脳を取り出し電気刺激によって120%働かせ、その記憶している映像(本人が見た映像)をスクリーンに映し出し事件の詳細を知ることができるというもの。
映像のみなので音はなし、何を喋っているかは読唇術による。
甚だしくプライバシーを侵害してしまう捜査のため凶悪事件、猟奇的事件に限られている。
ここの捜査員はみんな超エリート。

被害者視点、犯人視点から見る映像は捜査員を精神的にも疲労困憊させる。
とくに28人殺しの犯人「貝沼清孝」の脳を見た捜査員5人のうち3人が精神錯乱を起こし死亡、一人が精神科に入院している。

そんな過酷な第九に配属されたのが青木一行。
第九室長の薪の厳しい叱咤罵詈雑言嫌味などの諸々に耐え、グロい映像、悲惨な事件の真相に耐え、怒鳴られても殴られても薪を慕い第九メンバーを大切に思い、時々ナチュラルなボケをかましつつ日々仕事に勤しむ青木。
彼がこのストーリーのメインキャラ。

年代的には近未来だけど、風景は現代とほぼ変わらず。
MRI以外は特に突出した技術もなかったかな?
なので、舞台的には実写にしても違和感はないのでしょうが……。
問題はキャラですよ。
清水玲子の絵はとっても綺麗なんですよ。
犯人に解剖されてる内臓でさえ綺麗に思えてしまうくらいなんですよ。
その世界観の綺麗さ、繊細さが私にとっては清水玲子の魅力なのですよ。
もちろんストーリーの深さもそうなんですけど。

それを生身の人間に当てはめるってことが「ムリでしょ!?」ってなるのです。
それを言えばすべての実写化がそこに尽きちゃいそうですが……。

初めて「秘密」実写化のニュースを聞いたのが2014年の年末頃ですね。
当時の日記にこのことを書いていました。
「やめてぇええええええ!」って叫んでいましたね。

公開まで一か月をきって、改めてキャストや予告を見てみました。
予告を見る限り、原作のいろいろな部分を切り取って繋ぎ合わせて一つのストーリーにしているようですが。
どんなふうにまとめているのかは興味あります。

「絹子」
「貝沼」
「同時連続自殺」

まあ、貝沼のことは外せないとして絹子と絡めてきたかー、って感じかな。
三好先生も天知もいますね。
ストーリーに関してはまだ何も言えないので置いといて。

キャストがね。
どうですかね?
以下、自分の勝手な言い分です。
あ、ここ十年くらい国内ドラマはほとんど見ていないので若い俳優さんはまず知りません。
ごめんなさい。

・薪剛(生田斗真
お名前は拝見したことありますが、読み方分かりませんでした。
ドラマも検索しないと何に出ているか分かりませんでしたが。
ハチクロのドラマの竹本君役だったのですね、あれは見てました。
森田先輩を「相棒」のカイトくんが演じてたやつですよね。
そして映画は「源氏物語 千年の謎」の光君。
はいはい、録画して繰り返し見ていました、源氏物語大好なので!
でもあまり覚えていないのです、東と女性陣と背景衣装に目がいっていたので(笑)。
あとでもう一回見てみようかな。

ワイシャツの下にハイネック?
原作でも詰め詰めの襟元ですが、あれはどうなっているんでしょう?
もう薪に関しては誰がやっても納得いかないような気がします。
第九メンバーを心底震え上がらせる「笑顔で嫌味」をどんなふうにやってくれるのか、楽しみです。

・青木一行(岡田将生)
見た目だけなら確かに「青木」っぽいかも?
この方、身長高いんですかね?
薪と青木の凸凹ぶりは外せないポイントだと思うのですが。

「リーガルハイ」の爽やか弁護士さんですね。
あれは見てました。
公式サイトのキャスト写真ではしかめっ面してますが、ちゃんとボケもあるんでしょうか。
「過去に家族を殺されている」とか「父親は寝たきり」とか。
家族を殺されたは原作と同じとして、父が寝たきりかー。
姉の子を育ててるじゃなくて介護もってくるのは現代の介護問題の反映?

・貝沼清孝(吉川晃司)
ないわー、これないわー。
るろうに剣心のときも思ったけど、あなたじゃないんだわー。
かっこよすぎるのよ。
刃衛はもっと妖怪的だったし、貝沼はもっと変質者っぽいのよ。
この監督さん、吉川晃司好きなのかなぁ……。
個人的には刃衛は嶋田久作、貝沼は北野たけしかな。

・鈴木克洋(松坂桃李)
あれ?
どうせなら青木役の人が一人二役くらいでいいんじゃないかな?
上手く演じ分けてくれればドラマへの説得力も出そうですが。

・三好雪子(栗山千明)
あー、けっこういい感じ!

・露口絹子(織田梨沙)
キャスト写真はすっごい悪女っぽいですね。
まあ可哀想な悪女ですけど。
美人とか可愛いとかっていう感じではないような。

・真鍋俊介(大森南朋)
ポスターとか予告見た時、絶対この人は「岡部」だと思ったのに!
だってけっこういい感じで「岡部」じゃない?
いい人キャスティングしたな、って思ったのに……。
オリキャラ?
は?
「岡部」じゃないの?
じゃあ、「岡部」は一体……

・岡部靖文(平山祐介)
なんでだよぉおおおおおおおおおおおおおお!!
同じ出演者の中にあれだけ「岡部」な人がいるのにー!
なんでぇええええええええ!?

・今井孝史(大倉孝二)
い……今井さんが……。
あの見るからにエリート然とした今井さんが……(;_:)

・天知奈々子(木南晴夏)
「私見えちゃうんです」って言うのかな?
「まるでセックスです!」って言っちゃうかな?
ちょっと歳いってそう。
アニメと同じで青木の先輩ポジション?
とりあえず殺されるのはなさそう。

まあね。
実写化の時点で原作のキャラと生身の人間を比べてもしょうがないし。
原作は原作、映画は別物って考えればこんなこと言っても意味ないんでしょうけど。

でも好きだからさあ!
原作大好きだからさあ!!
アニメはまだいいけど(作品的にはラストに「は?」だったけど)、実写化ってどうしてこう聖地を汚された気分になるんだろう。
白羽の矢を立てられちゃったっていうか、「ああ、目ぇつけられちゃったか」みたいな。

つまりは。

不安しか感じないんですよ。

監督さんの履歴見てさらに不安。
るろうに剣心の人なんでしょ?
どうなのかなー、私あまりあの映画好きじゃないので。
というか、やっぱり原作好きすぎるので。

不安なら見るなって言われそうですけど、それはムリ。
気になるから見ないわけにはいかない。
公開されたら見に行きます、多分。

ああああ、不安だけど、でもちょっと楽しみでもある。
複雑だぁ……。


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