2018年4月28日(土)
国立西洋美術館で開催されている「プラド美術館展」と
東啓介さんのソロイベント「two-ton」昼の部に行ってきました。

GW突入の土曜日ということで、美術展は混んでるかなと思いましたが。
せっかく東京に出て午前中に時間があるとなれば、やっぱり行っておきたいなということで。
ですが、それも杞憂でした。
かなりゆっくりみることができましたよ。
大満足。

そして東啓介さんのソロイベントは……。
美術展でゆっくりしすぎて開場時間に遅れてしまい。
整理番号40番台という前の方の番号だったのに、最後方に回されてしまうという大失態!
あああああ……。

でもどちらも本当に素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
プラド美術館展は期間中にもう一回行きたいですね。





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当日。
上野駅についたのは午前8時頃。
早く行って並んで待とうと思って。
国立西洋美術館の開館時間は9:30。
チケットはネットで予約して家で印刷済みなので現地で買う必要はありません。

少し前にやはり午前中に時間があって。
国立科学博物館で開催されている「人体展」とこちらをみるかで悩んで、その時は「人体展」に行ったんですよね。

さすがに8時はまだ早いかなと、とりあえず駅構内のいつものカフェで朝ごはん。
9時頃に美術館前に行ってみると、10人に満たないくらいの人数がなんとなく集まっていました。
あれ?
これくらいなら余裕でみられそう?
と思いつつ、壁沿いの日陰になっている所に並んでいました。
そのうち人数が増えてきたのか列移動、思いきり陽の当たる方へと。

あ……暑い。

陽に背中を向けて待つこと30分。
列がどれくらい伸びているのかは不明でしたが。
どれくらい並んでいたんだろう。

入館して、まずは音声ガイドを借りました。
これがアルとナシでは大違い。
説明を聞きながらの方が断然楽しめますよね。

しかもこの展示会では及川光博さんがプレゼンターを務め、音声ガイドも担当されていらっしゃいます!
ミッチー、大好き^^

私は中学から大学まで、ずーっと美術部所属でした。
油絵を描くのが楽しくて。
でも美術史とか画家の知識は、ほぼ皆無。
好きな絵はありますが、蘊蓄を語ることもできず絵だけを見ても理解することはできません。
ただ、

「あー、この絵の雰囲気好き~」
「こんな精密な描写、どうやって描くんだろう?」
「ふえー、とにかくなんかすごい~」
「でかいー」

だいたいこんな感じです。
でも何百年も前に描かれたものを、こうして今でも見られるって。
それだけでも本当にすごいことですよね。
ベラスケスとかルーベンスとか、名前を知っている画家さんは大勢います。
その人たちが、実際にこれを描いたんだと思うと。
それを今、見ているのかと思うと……。

まじすごいわー。

ってなります。

音声ガイドの解説があったり、絵の横に説明があったりするのはいいのですが。
絵によってはタイトルしか書かれていないものもあります。
そういうものに関してはじっくり見ておいて、後でカタログを読んでどんな絵なのかを確認するしかありません。
だからできれば2回行きたいんですよね。

そういえば。
行く前に及川光博さんのプレゼン動画を見ました。
執事になって美術展の見どころを説明してくれる、本当に楽しい動画です!
見て、ぜひ見て!

そして美術展から帰って、再度この動画を見てみると。
あー、あの絵のことね。
うんうん、見たよ見たよ。
と、行く前に見たときとはまた違う楽しみ方ができます。

見ているうちに館内も混んでくるかなと思っていましたが。
意外に来館者は少なかったようで。
全くのストレスフリーでした。

この展示会のメインビジュアルになっている「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」もじっくり鑑賞。
近くで細部をみることもできるし、後ろに下がって全体をみることもできる。
頭上に飾られるので下から見た時を想定して馬が丸っこく描かれているということで。
しゃがんで下から見上げてみたり。
これ、やってる人、けっこういました(笑)。

でも。
いつも思うのですが。

絵はガラスで守られているわけでもなく。
触れようと思えば触れちゃうし、下手したら悪意ある人が傷つけることもできちゃいますよね?
まさか目に見えないバリアがあるわけでもなく。
警備員さんだって数えるほど。

大丈夫なんだろうか、とドキドキしてしまいます。
そう思いません?

そして出口まできたところで。
もう一度もどって気に入った絵をじっくり見てくることに。
まだ時間もあったしね。

そして楽しいお土産タイム。

クリアファイルと絵葉書、全部ほしいけど種類が多くてムリ。
とりあえずお気に入りだけ選んでみました。
図録も外せません。
がっつりと400ページほどあるのに2,700円は安くないですか?
……重いけど。
チケットホルダーも鉄板ですね。



ネックレスも欲しかったけど、今回は我慢。
次に行けたら買っちゃうかも。
お菓子とかもありましたが、午後の予定を考えると……諦めました。

ほんとに美術館とか博物館とかいいですよね。
あの少しざわついた静かな感じ、大好き。

この目で見た絵が当時、実際に王宮に飾られていてそこで王族やお仕えの人たちが暮らしていた。
そう考えると「ふぁ~」ってため息でます。
すごいよね。

あ、そうそう。
絵と一緒に額縁を見るのも好きです。
それぞれに細かい細工がされていたりして。

ああ、これは埃とかたまりそうだな。
ハタキとか毎日かけてるのかな、でも高い所はどうしてるんだろう?
とか。
当時の生活を考えてみたりするのも楽しいです^^

で。
美術館を出たら、すでに時間は12時40分。
あああああ、まずい!
速足で上野駅に向かい、ぐるっとまわって銀座線へ。

次は表参道で東啓介さんのソロイベントです。

……これ絶対開場時間、間に合わない。

そわそわと焦りつつ(焦っても仕方ないけど)、表参道の駅について速足で地上に出て。
場所が分からなかったのですが、サイトによると出口からすぐのところらしく。
ちょっとウロウロしてるとそれらしき列が。

チケットの整理番号は40番代だったのですが、列形成に間に合わず最後尾に回されてしまいました。
あああああ、何やってるの自分!
馬鹿です。
でもプラド美術館展じっくり見られたじゃない!
と自分を慰めておきました。

あああああ……。

ところで。
せっかくの初めてのソロイベント参加。
本当に人生初です。
どんなイベントになるのか、まったく想像がつきません。
イベント自体は今回が2度目とのことなので、ネットで検索すれば前回がどんなものなのか分かるかとは思いますが。
基本的に楽しそうなことは前情報なしでいきたいので検索とかしなかったのです。

会場内だけはどんな感じか見ておきましたが。
その会場のこじんまりとした様子から、これはパイプ椅子を並べてのイベントかな、なんて考えていました。
でも会場でドリンク代として500円とかあるし?
え、ドリンクつくの?
まさかのディナーショー形式?
歌いながら席を周ったりして?
なんて、いろいろ想像していました。

で。
いざ入場してみると。

あ……立ち見だ(笑)。

どうやら前の方は椅子があったようですが、すでに会場内は人がいっぱいでその椅子さえも見えませんでした。
結局私がいたのは最後方あたり。
後ろに人が一人か二人いるくらい?

これ、ずーっと立ちっぱなしかあ。
立ってるのはいいんだけど、プラド美術館展の図録がとっても重い。
仕方ないので、これは下に置いて足の間に挟んでおきました。

正直、これは顔とか全然見えないんじゃないかなあと思っていたのですが。
始まってみるとステージが意外に高かったようで、胸から上がちゃんと見えます!
よかったあああ。
私の前もちょうど二人の肩の間で隙間ができていて視界はクリア。
多少、立ち位置が動いたりしましたがちゃんと最後まで見ていられました。

マグロだけは見えませんでしたけどね(笑)。
でもマグロのジェスチャーはブルーレイのおまけ映像で見ていたので。
それを脳内再生しておきました。

親しい方の物まねもしていらっしゃいましたが。
ごめんなさい、私、あまり……というか、ほとんど若手の俳優さんを存じ上げていなくて。
お名前と素顔が一致するのが、ほんとに数名だけなのです。
いちばん最初にメッセージが紹介された荒牧慶彦さんは分かりました!

東さんの書道動画もすごかったですね。
ああやって書くの、かっこいいですよね!
松平健さんが「松平健がやりたい5つのこと」で高校生の書道ガールズと一緒に書いていたのを思い出してしまいました。
書道もピアノもできるとか、東さん、どれだけかっこいいんだろう。

そして歌。
まさかの「マタハリ」のラドゥ!
これはここでしか聴けない超レアですよね。
もう、圧倒されました。
もうね、再演してラドゥとアルマンのダブルキャストでやればいいと思うよ!
やって!

やっぱりね。
絵も歌も、生で体験すると心が震えます。
すげー、ってなります。

家に帰ってプラド美術館展の図録を見ても、本物を見た後だと
のっぺりしてるなあ
と感じてしまいました。
また本物が見たくなります。
歌も同じ。
ライブで聴くとものすごく響くものがあります。

歌が終わるとイベントも終了。
すると。

一人ひとりと握手をしてくれるのだそうで……。

えぇええええ?
握手?
しちゃうんですか?

嬉しい!
という気持ちより先に

ごめんなさい

とか思ってしまいました。

いや、だって。
もう49歳なんですよ、私?
なんていうか。

この歳で若い俳優さんの、舞台ならまだしもソロイベントとかがっつり参加しちゃって。
なんかほんと、ごめんなさい。

20代とかの若い子なら、握手できるとなれば
「きゃーっ!」
って喜んでも可愛いのでしょうが、私、49歳なんです。

恥ずかしい……。

いえ、自分が年齢を重ねてきたことに対して嫌だと思っているとか卑下しているとかじゃないんです。
でもやっぱり、若い人の中に入るとね。
引け目を感じてしまうというか。

でも、これはありがたいことですよね。

私は後ろの方にいたのですが。
スタッフさんの指示に従っているうちに、握手列の先頭になってしまいました。
うわー、緊張する。
手、汗ばんでないよね?
ねちゃねちゃしてないよね?
会場内も暑いから、顔テカってそうだなあ。

そしてとうとう、東さん、きたー。
スタッフさんに「どうぞ」と促され。

「刀剣見に行きます、がんばってください」

と言いながら握手させていただきました。
焦ってしまってまともに顔を見ていなかったかもしれません。
でも直接伝えられてよかったです。

本当にありがとうございました。

帰りに出入り口に置いてあったプレゼントBOXに手紙を入れて、私にとっての初ソロイベントは終了しました。

この手紙もけっこう書くのに時間かかりました。
ファンレターなんて、小学校の頃に田原俊彦さんに書いて以来(笑)。
せっかくソロイベ行けるんだから、手紙を書いてみようと思って。
思ったはいいけど、実際に書いたのはイベント前日でした。

パソコンで下書きして、それを書き写して。
好きになったきっかけから舞台の感想まで、いろいろと書きました。
でも、やっぱり文字にして表現するのって本当に難しい!
本当はもっともっと気持ちが昂っていたり感動したりしていたのに。
それを言葉にできない。
ああ、もどかしい。

しかも年齢に合った大人っぽい字を書かなきゃ、なんて思うと余計に変な字になったりして。
東さん、書道の有段者なんですよね。
すっごく恥ずかしいです。
でもなんとか書き上げた手紙。
BOXに入れることができて、ホっとしました。

そしてグッズも買いましたよ。
ブロマイド、チケットホルダー、アルバム。

そして缶バッヂ

缶バッヂとかは買っても鞄につけるとかはしないのですが。
ここは応援の意味も込めて、5個買ってみました。
全部で何種類あるんでしたっけ?

眼鏡、かっこいいですよね。
「と」があるということは、「ん」もありそう。
と、思ったら。
「と」と「ん」はシークレットだったのですね。
ああ、「ん」欲しかったなあ。

こんな感じで終わったソロイベント。
もしも次があったら、やっぱり応募しちゃうかな。

新作舞台「マリードールド」もチケット申し込みました。

これからの活躍が本当に楽しみです。
がんばれー。

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