2019年1月19日
映画「刀剣乱舞」をみてきました。
もちろんネタバレ全開でいきます。

ちなみに1月23日までの間に4回みました^^

とりあえず舞台とかゲームとかの話を交えつつ。
きっとまた酷い記憶違いも多々あるかと思いますが。
(舞台「悲伝」の時の記憶違いは酷かったよね、ごめんなさい)

映画しか見ていない。
ゲームやっていない、舞台も見ていない。
という方には意味不明なことがいっぱいあると思います。
そもそも映画の話なのに、ゲームのこと持ちだすなとか舞台は関係ないだろう。
ってことになりそうですが。

まあ、個人の日記なので好きなこと書かせてください。

ちなみに私はゲームは事前登録の相模サーバー。
アニメ、舞台、ミュージカル全てみています。

そして先に本音を言います。

舞台「虚伝 燃ゆる本能寺」最高!

で。
ストーリーに沿って感想を書いていこうかと思ったのですが。
沿うのは後にして。
まずは「これはちょっと不満だったかな」というところから書いていこうと思います。

好きなところもそうでないところも交えて書いていくとしっちゃかめっちゃかになりそうで。



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ここがちょっと不満でした。

ちょっと物足りない
特撮的な映像が苦手だった
拭いきれない屋外における衣装の違和感
殺陣のこと
三日月が一振り残ってなんとかなるのか? ハイポーション?
なぜ幼女審神者?



 
■ ちょっと物足りない ■
見終わった直後の感想。
ちょっと物足りないかなぁ。

面白かったけど、ちょっと物足りない。
面白いとは思ったけど、絶賛ってほどでもない。

実は。
これは私の思い込みが原因なのですが。
肩透かしをくらったような感じと言うか。
いえ、これはホント、私が悪いんです。

実写映画化の脚本家さんに関してのツイッターで、あまりに期待しすぎてしまったのです。

脚本家さんのお名前は全く存じ上げませんでした。

どなた?
どうやら特撮で有名な脚本家さん?
広まった噂では容赦なく人が死ぬとか?
「主人公がどん底に突き落とされる」
「見た人が地獄に落とされる」
へぇ、けっこうシリアスなお話書く人なのかな。

正直なところ。
私はハッピーエンドより悲劇の方が好きです。
心中ものとかも好き。
推しがボロボロになるのも好き。
どん底に突き落とされるような話が好みです。

なので。
よっしゃ、どんとこーい!

と思っていたのです。
舞台「刀剣乱舞」シリーズ脚本家の末満さんのトランプシリーズとか大好きですし。
もしかしたら「悲伝」以上の何かものすごいものを見せてくれるかもしれない。

最悪、誰か折れるかもしれない。
いや、逆に折れた方がましくらいの生き地獄を味わったりとか?
でも脚本に定評があるのなら、どんな辛い話になってもきっと大丈夫。
むしろ刀剣乱舞でどん底に落ちてみたい。

でもそういうのはなかったですね。
その点がね。
ちょっとね……。

でもストーリーは面白かったです。
「おおぉおおおお!」
ってなりました。

でもね。
思ったんですが。
「映画」ですからね。
審神者は見るとして、脚本家さんの名前を見て特撮好きの人も見るかもしれない。
そして、上記以外の人だって見るかもしれない。

そうなったとき。
やっぱりエンターテインメントとしては、あれでいいのかなと。
なんて言ったらいいのかなぁ。
万人向け。
刀剣乱舞初耳って人も楽しめないと。
審神者だけを相手にしてたらダメですもんね。

だからこそというか。
最初の刀剣男士の説明のところ。
「付喪神」って言葉を入れてほしかった。
付喪神って言葉、重要じゃないですか?

映画では男士というよりストーリーというか、歴史がメイン?
そんな感じがします。
男士の感情にはそれほど深く入り込んではいなかったですね。

そこに深く入ることも交えてどん底を期待していたので。

でも、とても見やすいし分かりやすかったと思います。
刀剣乱舞を全く知らない人が見て

面白かった、ゲームやってみようかな
舞台、見てみようかな

なんて思ってくれたらとても嬉しいです。
舞台見て!
ゲームはほとんどストーリーとかないけど……。

そして三日月なのですが。

おまえはまたか……と。
また一人で全部背負おうとして。
舞台でもミュのつはものでもそうだったから。
でもそう感じてしまうのは映画とは関係ないですよね。
舞台とミュを見ているからそう思うのであって。

あー、なんかね。
ゲームもアニメも舞台もミュも、全部みてるから純粋に映画が楽しめないのかなぁ。

 
■ 特撮的な映像が苦手だった ■

仮面ライダーとかなんとかレンジャーとか、子どもの頃から全く見ないので。
ウルトラマンは少しは見てました。
何が違うのかって。
ウルトラマンは大きいじゃないですか?
仮面ライダーは人間サイズでしょ?
そこ。

時間遡行軍がいかにも特撮ドラマの敵というか。
明らかに着ぐるみというか。
大太刀が喋ったのも衝撃的でしたが。
ああ、人が入ってるんだなって。
そこで何かスーッと冷めちゃうというか。

これはホント、好みというか嗜好というか。

木々に囲まれた安土城の引いたシーンも、いかにも特撮の作り物的な?
いや、何年に建てられたかは知らないから。
事実の安土城もそんなに古びてなくて、あんなふうに見えたのかもしれないけど。
あのシーンも冷めてしまいました。

あと、特撮というのか分からないけど。

審神者の部屋から投げ出された大太刀を追って三日月が下りてくるところ。
ふわり、って。
いや、普通に飛び降りてこいよって。
あそこがすっごく気になりました。

いわゆるワイヤーアクション?
他にもあったけど、それは気にならなかったんです。
三日月のあそこだけ。

ごめんなさい。

 
■ 拭いきれない屋外における衣装の違和感 ■

舞台・虚伝のブルーレイについていたおまけ映像。
刀剣男士たちが屋外で撮影しているの。
あれを初めて見たときに、正直「うわ……」ってなりました。
なんだか、単なるコスプレみたいな感じで。
……ごめんなさい。

だから映画で屋外ってなったとき。
その点がものすっごく不安でした。
でもおまけの簡単な映像とは違って映画だし。
映像もきっと重厚なものになって、違和感もなくなるかもしれない。

監督さんのインタビューだったか。
そういう違和感はなくて、うまくハマった。
みたいなことが書かれていたので。

でも制作者が「違和感あります」なんて言わないよね。
という不安もやっぱりあって。

そして実際見てみて。
んー、やっぱりちょっと……違和感ある?
って感じてしまいました。

舞台っていう閉ざされた空間とは違うからかな。
薄暗い舞台の上と、太陽光あふれる屋外では……やっぱりね。
全員が全員違和感ってわけじゃなかったけど。
三日月の衣装でさえ、遠目ならまだいいけどアップになると「うぬ……」って感じちゃったりして。
そういうところで気持ちが逸らされてしまうんです。

日本号が一番落ち着いて見ていられたかな。
この映画では見た目、セリフ回し等含めて日本号が一番安心して見ていられました。

あ、太陽光に感謝したいのは。
河原のシーンかな。
薬研の白いシャツがとっても眩しかった。
太腿も眩しかった。
……骨喰のお腹ぽっこりが可愛かった

 
■ 殺陣のこと ■

これはね。
もっと引いた画面が欲しかった!
近すぎませんでした?

なんか画面がわちゃわちゃしちゃって。
スピード感は確かにあるんだけど。
かっこいいんだけど。

特に日本号。
もっと引いて、できれば槍全体が入るくらいのシーンも見たかった。
せっかくの槍なんだもん。

他の刀もアップだけじゃなくて刀全体が、そして敵も含めての全体像がもっとほしかった。

結局はこれも好みの問題なんですけど。
私は子どもの頃から時代劇が大好きで。
今もチャンネルの基本は時代劇専門チャンネル。
いろんな番組の殺陣を見ていますが、やっぱりこういうのが好きっていうのが出来てきちゃって。

じっくり間合いを詰めていったり睨みあったり、それから一気に動いていったり。
特に睨みあいのじりじりした緊張感が大好きなのです。
例え多数を相手にしていても、そういう間が欲しい。
映画はほとんど動きっぱなしのアップが多かった……。
見ていて目が追い付かない感じ?

確かにかっこいいんだけど。
スピード感だけなのが物足りなかったです。
でも三日月が復活した後かな?
山姥切の抜刀シーン。
あの手元がアップになるところはすっごく好き!
くるぞくるぞー、みたいな興奮と期待感。
あれ、最高でした。

 
■ 三日月が一振り残ってなんとかなるのか? ハイポーション? ■

一人が犠牲になって他を助ける。
そういうのも好きです。

三日月が他の男士の玉? を取り上げて強制帰還させちゃって。
しかも銃で撃たれちゃうし。
ちょっと刀装さんたちいないの?
せめて盾兵とかいないの?
なんか馬出してたじゃん!
うわー、三日月折れる?
なんて思っていたのですが。

いや、ちょっと待って。
ここで遡行軍を全滅にできるほど三日月強い?
無双できるならいいけど。
状況からして、なんか危なくない?

例えばここで三日月が折れちゃったら……

遡行軍に

秀吉が殺されたり

ってこともあり得ません?

そもそも遡行軍がどういう理屈で邪魔をしているのかは不明ですが。
(ここがゲーム開始当初から一番の謎
 歴史を変えてどうしたいんだろう?)
本来の目的がダメならプランBみたいな。
そういう、歴史が変わるならなんでもアリってことなら。
普通に秀吉を殺しに行くよね?

ここで三日月折れたら意味なくない?
無駄死にというか、無駄折れ?
それじゃダメじゃん。
一人で残ったならちゃんと結果出さないと。

本丸的にはどういう設定なんだろう?
大太刀が「代替わりなどさせぬ」とか言ってたけど。
審神者が死んだら本丸は終了?
顕現してる刀剣男士も消えちゃう?
そうなったら元も子もないけど。

とにかく本丸を守れれば、ここで三日月が折れて多少歴史が変わってもOK?
再度、同じ時代に出陣して秀吉が殺されるのを防げばいい?
そんな簡単な話なら、三日月が残る必要もないか。

それとも遡行軍が秀吉に手を出さないって何か確証でもあった?
何か私の見方が抜け落ちてた?

このへんの三日月の気持ちもいろいろ考えたのですが。
それはここで書くことでもないので。
また本編感想の日記に書こうと思います。

納得できねぇ……。

そして戻ってきた山姥切から渡されたピンクのハイポーション?
まさかそんな秘密兵器があったとは!
これを使え、って山姥切が投げてきた時は

ええええええええええええええええええええ?
何それぇえええ???

ってなりました。

「おい!」って日本号みたいに心の中でツッコミ入れてましたけど。

でも映像的には好きです。
花びらが散って、三日月が綺麗に元通りになるの。
まあ、ちょっと気恥ずかしい気持ちもありましたが。
でも好きです!

よっぽどの貴重品なんでしょうね。
普段の出陣では持っていかないんだよね。
本丸に一つ、あるかないかの超レアアイテムなんだと思います。

 
■ なぜ幼女審神者? ■

いや、ほんとに。
なぜ幼女?

戦の大将ですよね?
別の場所で審神者になるために英才教育受けるとかなら分かるけど。
いきなり本丸に、なぜ幼女?

見た瞬間
「はぁあああああああ?」
ってなりました。

でも幼女を見て嬉しそうにしてる不動くんとか博多くんの笑顔は可愛かった!

帰りにパンフレット見たんですが。
脚本家さんが、女の人を出したかったって。
その理由もあったけど。
実写だから女性もいないとヘン、って。
まあ確かに妙齢の女性を出すよりは、幼女の方がリアルの女性審神者には受け入れられやすいでしょうけど。
ゲームもプレイしていない人には可愛いんだろうなぁ。
ラストもほのぼのでいいんだろうなぁ。

でも。
これからどうなるの?
部隊の編制とかちゃんと考えてできるの?
それとも、すでに全てを心得ているスーパー幼女?
生まれた時から睡眠学習的な超英才教育受けてたの?

幼女審神者に女房とかついてるの?
身の回りのお世話してくれるの?
審神者は買い物とか行けるの?
いずれ男士たちが生理用品買いに行くの?
あ、通販かな。

刀剣男士の子育て奮闘記なんて二次創作だけでいいよ?
二次創作も読まないけど。
ラスト、おもちゃとかで遊んでるシーン。
映像的には可愛かったけど。
微笑ましかったけど。

いらね。

嫉妬でしょうねえ。
世間から隔絶されて。
あんなイケメン刀剣男士に囲まれて日々を過ごせるのが羨ましい。

ごめんね、これだけで脚本家さんにあまりいいイメージなくなってしまった。
ほんと、ごめんなさい。

この続編があったとして。
審神者が90歳くらいの老女になっていなかったらキツいな。

でも老女になっても時間遡行軍と戦ってるとしたら。
政府の「審神者を使って……」って方針も改めないといけなくない?

まあね。
pocket 始まってお子さまでも審神者になれるからね。
……うん。

他にもいろいろあったような気がしますけど。

映画レビューで星がけっこう多いじゃないですか。
確かに面白かったです。
審神者的にも面白かったです。

でも私はそこまでべた褒めできなかったのが寂しい。
キャーキャー言いたいけど。
どうしても所々で気持ちが冷めてしまうところがあって。

特撮大好きで、ゲームをしていない人の方がむしろ楽しめたのかな。

あれこれと不満なところを言っちゃいましたけど。

面白かったです!

とくに秀吉が安土城に来たところから。
秀吉軍が入城するのを三日月が見下ろしてるじゃないですか。
あそこから廊下で信長を説得するまでの、三日月と信長のやりとりがすごく好き。

「最期にござりまする」

ってセリフ。
めっちゃ胸にぐいーっときた!

次はストーリーに沿って、またいろいろ好きなところとか書きたいと思います。

とりあえず映画泥棒はコンプしなきゃね。



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