文豪とアルケミスト・審判の歯車
第十一話「恩讐の彼方に」



いや、なんかね、もうね。
どうしていいのやらって展開が続いているじゃないですか。
それでもって。

とうとう侵蝕先生の誕生秘話が明かされるってなって。
またどんなしんどい内容になるのかなと。
「歯車」でドッペルゲンガーの話が出てきているので、そのへんなんだろうなとか予想してみたり。

でも。
十一話が「恩讐の彼方に」ってなって。
え、もしかして和解くる?
なんて期待しちゃうと思いませんか?
思いますよね?
だって寛の「恩讐の彼方に」ですよ?

きっと和解があるはず。
だとしたら。
一体なぜ寛のその本が侵蝕される羽目になったのか。
興味はそこにいきました。

寛はどっちの役なの?
仇討ちする方?
される方?
髭ぼうぼうの寛が見られる?
きっと太宰が和解に一役かっているに違いないよね!

……と思っていました。

でもさすがは文アニスタッフさん。
今回も全世界視聴者の想像の斜め上をいってくれましたね。
まさか「恩讐の彼方に」の中であんなことが繰り広げられるなんて考えた人いらっしゃいます?
私はひとっかけらも考えられませんでした。

もう。
ほんと好き。

今回もアニメの感想とは関係ないことぶつぶつ言ってますけど、ごめんなさい。

2020/07/26:追記
下の方でアルケミストのことを書いていますが。
二話を見ていて
魂の居場所として図書館を形成している理こそが、今言ったアルケミスト
って。

アルケミストってなんなんだ、って問いには
侵蝕者に対抗するための存在。

アルケミストは理だけど存在している。
んんん?
そもそも私ってなんだっけ?
アルケミスト? 特務司書?
というわけで、改めて公式で確認してきました。

特殊能力者「アルケミスト」を特務司書として国定図書館に派遣した

やっぱり人なんだよね、アルケミスト。
~スト、っていうんだから人なんだろうけど。
やっぱり精神世界なんですかね?

:以上追記終了



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今回の「恩讐の彼方に」をきちんと読んだのは実は数年前です。
芥川関連で寛の人となりとかエピソードはいろいろ読んでいましたが、作品は読んでいませんでした。

ただ、子どもの頃。
子ども向けの絵本のようなもので「恩讐の彼方に」を読んでいたのは覚えています。
主人の奥さんと通じてとか、そのへんが詳しく書かれていたのかは不明ですが。
(不義密通とか盗賊をしていたとかは数年前に読んで初めて知ったかも)

ただ、洞窟を掘っていたら殺そうと狙っている人が来て。
でも一緒に掘っているうちにそんな気もなくなってしまった。
人を赦すって大切なことだなー、とか。
その程度の認識だったと思います。

最近になって寛の作品をいろいろ読んでみて。
すっごく面白いですよね!
特に「無名作家の日記」とか好きです。

そんな感じで。
ドキドキしながら金曜日の夜中を迎えたわけです。
まさかこんなことになろうとは思わずに。



真っ白な世界。
転生を阻まれた新思潮4人組。

え、すっごくいい声きた!
腐った蛤の人?
「月に吠える」の侵蝕者の人ではないよね?
調べてみたら蛤の人でもありませんでした。

っていうか。
世界の挟間ってこの白い世界のことで、オーロラのあるあの場所ではないの?
ってことは。
太宰が「地獄変」に入る時にあの空間で会った先生は、本物先生ではないの?
いきなり混乱です。
あの先生は一体……?

しかし。
この真っ白い世界で彼ら4人、どうやって時間をつぶしていたんだろう。
作家4人揃ったら何をするの?
文学談義とか?
新しい話の構想とか?
しりとりとかしてたら可愛いな。
語彙力の多さが試される的な。

カードとか将棋とかもないから賭けはできないね、寛。
……お腹すかないのかな。

さあ、先生!
話してください!
一週間待っていたんです!

一方、入牢中の先生。
辛いなぁ。
自分は記憶がないだけだと思っていたら、とんでもないことになっていて。
転生したときは侵蝕者の自覚はなかったんだよね?
先生と侵蝕者の二重人格みたいな感じで。
寛たちを置いてけぼりにした時の記憶は侵蝕者のものだから先生は覚えていなかった?

いつからおかしいと気づいたの?
「地獄変」から戻った時?
というよりは、太宰に暴言を吐いたとき?

どんどん先生の中の侵蝕者が強くなっていくようで。
左目を抑えてるのって、心神耗弱状態じゃないですか。
まじ辛い。

ところでいつか書こうと思っていたんですけど。
OPで丸まって眠っている太宰に一瞬先生が出てくるじゃないですか。
あれ、めっぽう可愛くないですか?
もう一時停止してずーっと見ちゃうんですけど。

下駄脱げていて、つま先が少しぴんと伸びてるの。
乙女かよ!
でもって、足袋の上の素足が少しだけ見えるの。
素晴らしいチラリズム!
丸まってる体勢だけで可愛いのに、おでこのあたりにある両手がまた無邪気で。
なんというスリーピングビューティー。

その後の映像で、久米が先生の後に続くのに変わったじゃないですか。
まさか先生の左目?
とか思って確認しちゃいました。
大丈夫。
両目とも普通でした。
スタッフさんのことだから、ここで浸蝕先生に差し替えているとか細かいことしてるんじゃないかと思ってしまいました。

それにしても。
OPでは戦っていらっしゃるのに、いまだ転生してこないお二方。
どうなっていらっしゃるんでしょうか?
まさか回想と文豪グルメだけとか言わないですよね?
ねぇ!?

OPが終わってみたら。
浸蝕先生、また牢破りしていらっしゃる。
しかも図書館で「歯車」を手に……。
次回が「歯車」の前後編で終わりなのですね。
やっぱりドッペルゲンガー?

浸蝕先生、なんか黒い武器出してきてるし。
本から武器じゃないんだ。
一回転して斬り付けてくるとか、一話の先生を思い出してしまいます。
蜘蛛の糸とかアグニの神とか使えるのは侵蝕者の力なんですかね。

檀くんが「人間失格」のときに光を一点に集めて攻撃してるようなのがありましたけど。
あれも技的なものなのかな。

侵蝕先生が「たっちゃんこ」呼び。
煽ってるとしか思えません。

そして椅子を振り回す寛。
椅子!
おまえもか!

しかもこんなところで新情報。
館内では武器を出せない!
まさか館内に侵蝕者が入り込むとか全く思いも及ばない事態なんだろうなぁ。
この状況、アルケミストは気づいていないの?
なんとかできないの?

そもそもこの図書館の存在がどんな感じなのかがいまだに分からないのですが。
アルケミストは転生させたら以後は手を出せないんでしょうかね?
まあ、外からの力でどうにかできるのならこんな苦労もないわけですし。

本物先生と侵蝕先生。
んー、なんとなくね。
先生の負の要素が作り出したもう一人的な感じですよね。
ドッペルゲンガーとは違うけど、自分の中に作り上げてしまったもう一つの人格的な。
それが侵蝕者に取りつかれた?

暴走した侵食先生が、あちこちの本を浸蝕してる?
「歯車」が侵食された!

あー、本物先生が歯車に囚われてしまう?

あー、たっちゃんこ庇う中也かっこいいよー!

太宰きたー!
浸蝕先生が正気に戻ったー!

やばい。
走馬灯のようなシーンに泣きそう。
やっぱり浸蝕先生を救うのは太宰で、本物先生を支えるのは新思潮。
だざいー、いい子だ、ほんといい子だ。

なんかたくさんの本が侵食されてる?

「藪の中」
「トロッコ」
「河童」
「鼻」
「蜃気楼」
「芋粥」
「羅生門」
見あたらなかったけど「歯車」もですよね?

あとはよく見えませんでした。
見間違いもあるかもですが。

いやそれよりも!
病床の先生が!
先生が!!

おぐしを解かれていらっしゃるー!!!

なにこのお姿!
ローソンプリントに入れてくれませんかね!?
やばいよね!
やばいよね!
不意のスリーピングビューティーに全世界のお司書の悲鳴が上がったことと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
先生、素敵です。

一方、浸蝕先生は……。

え、これって。
ゲームの有碍書の本棚?
お札貼られてる。
しかも手錠じゃないけど、手を拘束されている。

これって、
これって……時代劇でよく見た。
(よく、でもないけど)
お上から「こんな本書くんじゃありません」って言われた物書きさんへの刑罰?
この手を拘束された状態で一定期間、日常生活を送るんですよね。
お前は書いてはならない、と。

ある意味、文豪封じ込め?
侵蝕者もこれで封じ込めるの?
侵蝕先生、哀れすぎます。
なんという……。

図書館でのみんなの座り方。
「地獄変」が侵蝕されたときはみんな近い机に集まっていたのに。
なに、この仲間割れみたいな状況。
無頼派と新思潮、秋声&藤村、残り(失礼……)。
みんなの距離が遠い。

処分って。
強行派な新思潮。
んー、違和感感じてしまう。
大事な先生があんな状態だから仕方ないかもしれないけど、そんな強行的な。
新思潮も暴走?
私たちもずっと侵蝕先生を見てきたから。
どうにも新思潮の言い分は受け入れがたいです。

オダサク、いいぞいいぞー。
もっと言ってやれー。

文豪集まれば文殊の知恵?

生前の先生に会ったことないだろう

言ってしまいましたね。
これ言われると太宰、ぐうの音もでないよ。

あぁ、着物着てる。
寛、着物着てる。
いいな~。
図書館での開花でもらえる衣装のコンセプトはなんなのか?
何か曰くありなんでしょうか?
まあ、それは置いといて。

背中合わせで先生だけ消えていくの、辛すぎる。

寛、書いてますよね。
小学生全集の編集でごたごたがあって、先生が気の毒でちょっと顔を合わせずらかった。
だから寛から先生にあえて話しかけることもなく、当時の用事は人を間に介していた。
そんな状況で座談会の後、先生が話したがっていると気づいても乗っていた車が動き出したこともあり話をすることができなかった。
先生はその後、自殺してしまう。
それをOPに持ってきているわけですが。

まさに寛が背中を向けているうちに先生が消えてしまった。

なんというシーンですか。
しかもこれが放送された7月24日って「河童忌」、先生の命日ですよ。

たっちゃんこに関してはほぼゲームでの知識なので、史実はほとんど分かりません。

久米は、いろいろとごたごたがあったなと。
関係ないですが、漱石の娘さんをめぐっての久米と松岡の話に、ちらっと先生が巻き込まれているのが好きというか。
好きっていうのとは違いますが、さすがは先生です、みたいな。
漱石先生亡き後、久米が娘さんにプロポーズしたけど漱石門弟さんたちからの印象が良くなくて。
芥川ならいいんじゃないかとか言われているうちに松岡が娘さんと結婚してしまったと。
でも先生には文ちゃんがいらっしゃるから(可愛い~)。

先生は久米に遺稿を託して発表する時期も、もしくは発表するしないも任せているのはよほどのことなんだろうと思うのですが。
それが信頼からなのかどうかはいまいちどうなんだろう。
「信頼」っていうのとはちょっと違うかなぁ。
自分を誰よりも知っているからだ、と先生はおっしゃっていますが。
託された方はたまったもんじゃないですよね。
そのへん、どうなんだ久米?

まあ、つまりは。
いろいろあったけど、この久米は純粋に先生の作品を守りたいと思っているのですね。
また読みたいものとか読み直したいものが増えてしまいます。

話がずれにずれてすいません。
いや、もう。
このへん、寛や先生が当時のことを書いているのを読むと本当になんというか。
ふえぇ~、ってなってしまうのです。
いろいろ吐き出したいことがあったりして。

あー、もう。
先生、大好き。

とにかくそんな「先生を救えなかった」過去が新思潮のみんなを突き動かしているのですね。
春夫先生と谷崎さんはどうした?

封印されている侵蝕先生も、もはや諦めているご様子。
芥川と呼ばれることさえ拒否。
そこに寛の追い打ち。

寛、その拳をぎゅっと握ったのは躊躇いのためだと思っていいですか?
辛すぎる、この二人。

翌日に処分決定。
それちゃんと話し合ってないでしょ。
無頼派とか絶対合意していないでしょ。

あぁ…………。

いつもの密談ルームに太宰と藤村。
二話で先生と太宰が話していた内容がここにきて生きている。
あちこちに伏線入れてたな。

受けた感想はすべて正しい。
心強いお言葉です。

なんかさ。
これいい! って思ってもツイッターとかでそれを批判しているのを見ると発言できなくなっちゃいますよね。
え?
自分の感想間違ってる? みたいな。

私なんかすぐ人の感想に引きずられるから。
自分の感想が固まるまでは人の感想は読めないんですよね。
とりあえず。
アニメが終了してすべての感想を書き終えたら。
他の人の感想も見てみたいと思います。
あ、考察は見てます。
みなさん、すごいですよね!
勉強になります。

先生の処刑前夜。
太宰の気持ちを考えると。
図書館の外には出られないから連れて逃げるわけにも行かないし。
外に出られたら絶対連れ出してた気がする。

そしてまさかの。
まさかの!

ちょっとー!
「恩讐の彼方に」をそんな使い方するんですか!?

いや、私は先生の侵蝕部分が暴走して寛の小説を浸蝕したのかと思ったんです。
正気な浸蝕先生があえて侵蝕したのかとも考えましたが。
でもすでに寛は転生しているから檀くんの時とは事情が違うし。

これって侵蝕先生に墓穴を掘らせてるのと同じですよね?
寛、なんてことを。
でも先生は終始冷静で。
本当に処分されてもいいと思ってる。

おあつらえ向きの本って。
罪を贖わせるってこと?
自分たちが先生を助けられなかった罪なのか、侵蝕先生の罪なのか。
両方?

でもそれって、この本の主題とは異なりますよね?
疑似浸蝕だから、内容とか関係ないの?
そんなことに「恩讐の彼方に」を使ってほしくない。
そりゃ、寛だって嫌でしょうけど。

みんなが歩いて行った先に刀が。
それを見て上着を落とす先生。
膝をついて……

あぁあああああああああ。

なんというお姿。
それでも。
それでも!
先生、素敵です。
お美しいです。

先生、一度自殺していらっしゃるから生きることへの執着が弱いとか一瞬思ったのですが。
そんなあっさり消えてもいいとか思わないでほしかったけど。
自分の存在で周囲を傷つけることがいたたまれない感じかな。

寛と刀。
新鮮です。

寛、まじでいいの?
ホントにいいの?
よくないよね。
言い残すことは?
なんて聞くのは時間稼ぎでしょ?

寛、辛い。
本気で辛い。
ここ泣いたわ。
寛……辛い。

ここの音楽。
寛が刀を振り上げたところの低いメロディ。
ほんとに、もう。

でも。

ですよねー!
太宰、来ないわけないよね!
そういえば、先行カットに太宰と檀くんいたの忘れてた。
自分たちを助けてくれた事実は揺るがない。

でも入って来られたんだ。
疑似浸蝕だから?
もしくは、寛?
処分すると言っても、心の奥底には止めてほしい本音がチラッとあった?
実際、躊躇いはあったわけだから。
そこが穴になったのでしょうか。

っていうか!
お前ら!
なにしてんのー!?

ちょっとアルケミストー!
なんとかならないの!?
気づいてるんでしょ!?
文豪同士が戦ってますけどー?
もう異変どころの騒ぎじゃないでしょうよー!!

春夫先生と谷崎さんを転生させて。
いや、二人がきたからすぐにどうなるってわけでもないでしょうけど。
流れは変わりそうじゃないですか?
手は出せなくても転生はできるんでしょう?

ここでの戦闘BGMが「開進止メヌ文士タレ」。
ゲームの2期OPです。
そうですよね、ここで対侵蝕者の音楽は使えないですよね。
このBGMすっごく好きです。

またオーケストラコンサートしてほしいですね。
サントリーホールでの行きましたけど。
ほんとにすごかったです。
やってほしいなぁ。

話を戻して。

そうだよ。
無頼のみんなは侵蝕者の味方をしてるんじゃなくて、話し合って考えてどうにか道を見つけたいんだよ。
だって恩人だもの。
考えるのをやめるなって、安吾も言ってたし。
ここは無頼派に賛成です。

新思潮のみんな好きだけど。
ちょっと考えなおして。
こちらから見ると新思潮こそ感情的になっているように見えます。

先生の涙。
もうこっちも涙腺崩壊ですよ。
大好きな人のためなら愚かになってしまうんですよ。
あー、先生。
泣かないで。

そしてやたら声のいい侵蝕者。
この状況で大人しくしてるわけないですよね。

侵蝕先生の生まれた意味とは。

先生が顎に手を当てている写真。

私は中学の教科書に載っていた先生の写真を見て一目惚れしたのですが。
今回のは一目惚れした写真ではないですね(笑)。
学生時代を含め顎に手を当てている写真っていくつかあるのですが。
私が惚れたのは指の外側を顎に当ててる方ですね。
教科書はあれが載っていました。

ちなみにゼミの先生も芥川大好きで、同じ格好して写真を撮っていました(笑)。
先生好きはやりたくなりますよね。

この写真 ↓
文学アルバムによると昭和2年5月24日
新潟高校での講演の時だそうです。
ちょうど二か月前になるんですね。


先生の苦悩。
田端の家。
「暗夜行路」

地獄変で志賀さんの言っていた「呪い」の意味がここにきてやっと分かりました。
ストーリーに偏重(?)したものを書いて有名になったばかりに、後々その作品に苦しめられる。

でも妻子をはじめ他にも家族が大勢いて(叔母さんとかだっけ?)、その生活を一人で背負わないといけなくて。
書かないっていう選択肢はできないですよね。
息切れしても求められるものを書かないといけない。
周囲のことも気にしてしまうし、適当に流したりできない真面目な先生ですからね。
あー、もう。
不器用なんだから。
春夫先生も谷崎さんも先生の死後、そんなことを書いていらっしゃいましたよね。
素敵です。

最近「歯車」「蜃気楼」「或る阿呆の一生」「或る旧友へ送る手記」とか、そのあたりを読んでいたのですが。
どれだっけ。
学生に「A先生ですか」って声をかけられたけど、A先生って言葉が一番不快な言葉だって。
そこを思い出しました。

ついでにまた関係ないけど。
先生、帝国ホテルの部屋で小説書いていらっしゃったようですけど。
当時はおいくらだったのかと、ものすごく気になっています。
天下の帝国ホテルですからね。
先生の原稿料っておいくらだったのかしら。
原稿料はホテル代にも満たなかったけど、みたいなこと書いてたけど。
お金の話ですいません。

唯一、心を開ける者として自分の中にもう一人の自分を作り上げた。

昔、ダニエル・キイスの本で多重人格に興味を持ちそのあたりの話はかなり読んでいました。
「24人のビリー・ミリガン」とか。

ってことはですよ?
融合できるんじゃないですか?
ビリーだって、融合ではなかったけど英国紳士の性格が乱暴な性格を抑え込んだりすることに成功していませんでしたっけ?
読んだの昔すぎて、かなり内容あやふやになっていますが。

というか。
もう一人の人格が侵蝕者に乗っ取られたんだから。
それを取り除けばいいだけですよね?
むしろ。
侵蝕先生をまるごと処分してはまずくないですか?
彼も先生の一部じゃないですか?

魂だから二人に分かれちゃったけど、どちらも先生なら。
片方を処分したらもう片方にも影響出るでしょう?
寛、気づけ!
そこに気づけ!

あ、そのこと知らないのか?
先生、まだ話してなかったっけ?
もー!
大事なことはいっつも言うの遅れるんだから、この先生はー!

とりあえず侵蝕者さえなんとか切り離してしまえばいいわけですから。
そうしたらもう一つの人格は先生の中に戻って、二人で(?)仲良く暮らしていけませんかね?
心を開ける大事な相手なんですから。

でも。
そんな存在を知ったら知ったで、寛はちょっとショック受けそうかな。
なんで俺に話さないんだって。
でも寛もそのへんの先生の性格は知っていますからね。

2020/07/27:追記
OP前に話さなければならないことがある、って言って、その後浸蝕先生のシーンになっていましたよね。
その間、本物先生が話をしていたのかなとも考えましたが。
その後の新思潮の言動をみるに、やっぱり話してはいなさそうですよね。
話していたとしたら、偽物扱いはしないと思うのですが。
苦しい中から作り出したもう一人の先生ですから。
それともあの時代では二重人格ってあまり理解されていなかったのかな。
:追記終了

と言っている間にも。

あっちで無頼派 vs 新思潮やってる間に侵蝕者が悪さしようとしてますよ!
そんなことしてる場合じゃないから!
そもそも戦ってどうしようっていうの?
ちょっと男子ぃ。
まったくもう。

で。
いきなりタイトル回収。

え?
ここで?

ここで!?

またしてもやってくれました。
ここでかー。



来週は「歯車」前編。

このまま「恩讐の彼方に」の中でどうするんでしょう。
そもそもあそこで侵蝕先生を斬ってたら「恩讐の彼方に」じゃなくなってしまいますよね?
みんなで戦う話じゃないですよね?
どうやって終わらせるの?
やっぱり疑似浸蝕だからどうなってもOKなんでしょうかね?
ただ武器を出すためだけに場所を使ったってことか。

以前、「歯車」をやるというのは聞いていたので。
今週がそれだと思っていたんですよ。
そうしたら「恩讐の彼方に」って予告が出ていて。

これは救われる!
と思ったのに。
みごとに裏切られました。
いえ、嬉しいです。

来週までに熟読しておきましょうか「歯車」。
もうさっきも書きましたけど、あのあたりのものを読み漁っていたんですけど。



さあ、お待ちしておりました。
もはや精神安定剤。

文豪グルメ
[効ききつねうどんって言いにくよね編]

ききき?
何事?
と、思ったら。

うどん県か!
寛の出身は、うどん県!
確かに味には繊細だって言っていましたね。

でも。
きつねうどんソムリエ?
いるのか?
実際にいるのか?
うどん県ならいてもおかしくなさそうだけど。

先生、そんなことしなくていいから。
何を目指していらっしゃるの?
寛も煽らないで。

また騙されてる

と め て あ げ て

っていうか。
また、って……

寛、そのソムリエバッジ。
作ったんですか?
わざわざ??

香川行きたいなー。
記念館、行きたいなー。

ところで。
志賀さんね。

なんか戻って来そうな気がしませんか?
何かっていうとムシャ、歯車持ってるし。
今回も「暗夜行路」出てきたし。

あなや!
ってところで歯車がぴかーって光って志賀さん出てくるんでしょ?
あのテーマ曲背負って。
絶対くるよね?

と、昨日の夜中。
ツイッターで叫んでおりました。

あと2話で春夫先生と谷崎さん、転生してくるの?

おまけ

7月24日は河童忌ということで。
田畑文士村記念館では
「河童忌記念帖2020 in 田端 ~ 現代作家が芥川龍之介を詠む ~」
が9月21日まで開催されています。

田端の大運動会も一度行ってきたのですが、展示替えがあったようでまた行ってきました。

ポスターがちゃんと撮れていませんが。
走る芥川のシールが可愛くて。

九回忌のときに寛が詠んだ句が切なかったですね。



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