これを書いている本日は2020年5月28日木曜日。
明日には第7話が放送になります。

言いたいことはいっぱいあったけど、ついずるずるしてしまうのはいつものこと。

第一話が想定外によくて毎週の楽しみにしています。
金曜日のために仕事に行っていると言っても過言ではありません。
ほんと、好き。

文豪とアルケミスト・審判の歯車
第二話「桜の森の満開の下」前編

え、前編って……
一回じゃ終わらないの?
一週間待たないといけないの?
うわ、つら……。



スポンサーリンク



今回の本は坂口安吾
「桜の森の満開の下」

これもよく聞くタイトルかな?
独特の言い回しですよね。

さくらのもりのまんかいのした

桜の、森の、満開の、下

なんとも気持ちのいい並びというか、するっとくるというか。

桜が満開なのではなく、森全体が満開?
どうしたらこんなタイトルを思いつくんだろう。
すごいです。

桜の木の下には死体が埋まっている

というのも有名な話(?)ですが、これはそれとは違います。
はい、私も昔はなんとなく混同していました。

やっぱり学生のころ、この作品を読みました。
読んだはずですが……
覚えていたのは女が生首で遊んでいる、というくらいで。

あらためて青空文庫で読んでみて
あぁ、そうそう。
こんな話だったかも。
……って。

坂口安吾の他の作品は「文豪とアルケミスト 文学全集」に収録されている「堕落論」と「不良少年とキリスト」だけです。
堕落論はちょっと難しくて。
必死に読まないとついていけない感じ。
(必死に読んでも振るい落とされましたけど)
不良少年とキリストは太宰を追悼したものですが。
文章はとても口語っぽいところがあって読みやすいのですが。
それがかえって悲しく感じるのは「追悼」とタイトルに入れられてるからかな。

「文豪とアルケミスト 文学全集」
これはとってもお勧めの本です。
アニメで文豪に興味を持ったら、ぜひ。
2巻も出てるよ。

前置きはここまでにして。
つまりは30年ぶりくらいに「桜の森の満開の下」を読んで挑みます。

まさに満開の桜の森
微笑む女性の口元(首で遊ぶ人だ!)
されこうべ
流れる血
見開かれる瞳
女性の後ろ姿

奇麗な桜の風景すら不穏に思える映像。
そしてオープニングへ。

いいよね、このOP。
好き。

また物語の中から始まるのかと思ったら。

「拝啓、芥川先生……」

ん?
太宰、なにしてるの?
階段をのぼる太宰を見つめる秋声。

あー、秋声きたー^^
中也もいる。

芥川への手紙をしたためて図書館からの脱出をはかろうと。
えー、本の牢獄、最高じゃないですか。

「中也さん」
え、中也さん呼び、可愛い。
太宰をからかう中也、ホント楽しそうだな。

それにしても。
新事実発覚。

図書館からは脱出不可能?

あ、藤村もきた。
心中ネタをからかう中也。
んー、こういう日常って楽しい~。

いいよね。
こういう普段の姿が見られるの。

猫も来てさらに賑やかに。

「拝啓、宮沢賢治先生……」
えー、中也、お前もか!
やったんだ、脱出挑戦。
まあ、文章書くからって本が好きとも限らないし?

「拝啓、世界のどこかにいる未知の取材相手様……」
お ま え も か !
藤村w
さらっとすごいこと言ったよね?

落ちた痛みの中、上から見た風景を題材に詩を書いてしまった

新作ですか!

そうそう、こういうの思っていたんですよね。
転生してから新作書いたりしてるのかなって。
でも文豪が転生してるなんて世間には言えないから。
それこそ文豪間だけで読み回ししたりしてるのかなって。
羨ましい。
私、帝国図書館のお手伝いさんになりたい。

この後の「化け猫談義」すごく好き。
なんかリズムがあるよね。
化け猫、化け猫。

秋声さん、真面目だなぁ。
地味な秋声を応援する会。

とりあえず。
かつての文豪をもとにした魂だけの存在だからこの図書館でしかその姿を保っていられない。
そして魂だけの存在だから本の中に潜書することができる。
死ぬこともない。

図書館から出られないっていうのはちょっとびっくり。
ゲームだと文豪たちも普通に外に出てるよね?
まあ、この図書館はそういう図書館ってことで。

へー、太宰以外はみんな転生なんだ。
どんな感じで転生するんだろう。
やっぱり有魂書とか使うの?

そしてここで芥川先生登場!
朝の新解釈ですね!
太宰がほんとに嬉しそうで、見ているこっちも幸せです。

ただの寝坊助の言い訳だろ
に笑いました。
中也、最高w

いきなり勃発する芥川 vs 藤村。
んー、ここでもそうなのね。
谷崎の書いたのを読みましたけど、ほんと嫌っていたみたいですね。

芥川と太宰が二人で話している場所。
外にオーロラが見えてるんですが。
これもアルケミストが見せている、というか、作った景色?

造り物でも美しい。
そうでなければ作家の残した作品が価値のないものになってしまう。
そういうものを美しいと思える感受性が人生を豊かにする種であると思う。

素晴らしい。
生きていく上では必要ないけど、心には必要。
まさに今の自粛生活には必要ですよね。
(私は全く普通に仕事ですけどね!)

そしてここで新事実の告白。

芥川は作家としての記憶がない!

えー、そうなの??
どんな心情で数々の作品を書いたか思えていない、と?
書いた内容は覚えてるのかな?
今彼が自分の作品を読み直したらどんな感想を持つんだろう?
聞いてみたい。

とにかく潜書して本を浄化して、自分を知る人たちを救えば思い出せるかもしれない。

寛!
早くきてあげてー!
ほっんと早くきてあげてーっ!!

寛は転生なのかな?
彼の本が浸蝕されるとしたらどれだろう?
個人的には「恩讐のかなたに」が好き。
あと「無名作家の日記」。

芥川の
「犬でなくてよかった」
嫌いだよね、犬。
噛まれたんだっけ?(うろ覚え)

あ、でも芥川が笑ってる。
尊い……。

不穏なノイズが入って。
オダサクー!
なんかすごいやられてる?

太宰とオダサクの再会!

ベッドにちょこんと座ってる猫可愛い。

そしてここでも新事実発覚。

本が潜書する文豪を選ぶ

本というか、作者?

安吾がオダサク以外の人を拒んだってことですかね?
なんで自分はダメなんだって悔しそうな中也。
いい人かな?

どうやら「走れメロス」と「桜の森の満開の下」は同時期に浸蝕されていたようで。
自分が行ってみるという芥川。
もちろん太宰も行くっていうけど。

太宰、大丈夫か?
初潜書?

ここで無頼派の説明が入ります。
親切設計。
藤村の説明役いいよね、聞きやすい。

無事に潜書はできたようだけど。
離ればなれになってしまった芥川と太宰。

到着地点は何か条件があるのかな。
自分で好きなシーンに行ける感じではないみたい?
芥川は都の屋敷の中?
太宰は桜の森に落下。

「ま、なんとかなるだろう」

いつも肝心なことは言わない芥川先生(笑)。

満開の桜に不安?
恐怖を覚える太宰。

また落ちた先には奇麗なご婦人……例の女性?
と思ったけど、一人らしいので例の女性ではないみたいですね。

そして嬉しそうな太宰。
おいおい。
不審な男にお供の人がすっごい不満そうな顔してる。

彼女の牛車について都へ向かう太宰。
桜……奇麗としか思えないなぁ。
感受性の問題でしょうか。

一方、都にいる芥川。
「桜の森の満開の下」の本質ってなんだろう?

ふとしたことから女性に櫛を選んであげる芥川。
けっこう目利きだろうからね。
彼の趣味に都人も満足。

でも女性に何か感じるものがあったのか、すでにこの時点で気づいたのか。

夜になってやっと都についた太宰一行。
彼女のおうちに誘われて、嬉しそうだな、太宰w
女が放っておけない男、太宰治。
そしてめっちゃ不服そうなお供の人(笑)。

一方、図書館では。

オダサクが潜書しようとするけど、もちろん止められてる。
「オダサクさん」
「秋声さん」

お互いこんなふうに呼んでるんだね、っていうのが分かるの嬉しい。
もちろん会ったことのない同士では図書館ごとに違ってそうですが。
オダサクは手練れだそうですが、そんな彼が

「今の安吾は危険すぎる」と。

屋敷の前で牛車から降りる女性に手を貸してあげる太宰。
まったくもうw

と思った瞬間。

えぇええええええええ?
ちょっと待ってぇええええええ!

これは予想外でした。

犠牲者だったのか!
この女性は犠牲者だったのか!

首切られちゃったよー!

太宰、天国から地獄へ。

目の前にはまさかの後ろ姿……

ちょっと待ってってば!
かっこいいんですけど!!

そして芥川が櫛を選んであげた女性は、まさにその櫛で……

平安衣装で刀を使う安吾、新鮮でカッコいい!

初潜書の太宰には対抗できないでしょ。
危機一髪!

ってところでのタイトル回収。
なにこれ、かっこいい。

前回はタイトルの入り方がこそばゆいとか言ってごめんなさい。
すっごくかっこいいです。

桜の花びらとされこうべ。
髑髏っていうよりは「されこうべ」って言う方が似合ってる感じ。

もうね。
ほんとにね。
すごくいいです。
始まる前の不安は完全に払拭されました。

ほんとに面白いです。
記念館さんとかも好意的なツイートとかブログを上げてくださってるし。
これは来週が楽しみすぎます。

ほんと、好き。

心揺らす 花の香りに躓いて
君をもとめ
ぼくは奈落へおちてゆく
息もできず
愛の実態を求めてた
歯車ゆれてる
海の中におぼれて
パズルのような君を解けず
ただ迷子になった
幸福にさえ傷ついた
弱虫には生きてく価値ないと
そんな僕が知ったのは
藪の中にあふれたジンテーゼ
君が見せた

OPと違ってエンディングは静かできれいですね。

オダサク
安吾
中也
藤村
秋声

朔ちゃん
犀星
(コケる朔、可愛い)
むしゃ
志賀
(紙吹雪が舞い散る王子様集団^^)
(お互いに見合う大親友どうし)
たっちゃんこ
くめ
寛!
見返り寛!
(早くきて!)

そして

振り返って微笑む芥川

嬉しそうに駆け寄る太宰。
そっか、芥川を探していたのね。

二人でドアを開けて光の中へ。
このシーンがこのアニメの全体を象徴してるのかな。

奇麗ですよね。
二人の姿が眩しいです。

藪の中はもちろん芥川の作品で。

あまり関係ないですけど。
なぜ藪の中を題材にした映画のタイトルを「羅生門」にしたんでしょう?
映画も古いのと新しいの一回くらいしか見てないので記憶もあやふやなんですけど。

しかし。
OPとEDにそれぞれの作品タイトルもってくるのずるい。
これも太宰視点からの芥川でいいのかな。

OPとEDに出てる文豪が違うのはなんだろう?

OPにはあと春夫先生と谷崎がいて戦ってましたよね。
でもEDにはいない。
EDで出てくるたっちゃんこと久米はOPには出ていない。
潜書はしないのかな?

春夫先生は図書館に来るの?
OPで戦ってるってことは来るんですよね?
楽しみです。

それにしても。
ゲームやってると座ってる猫しか見ていないから。
四つ足で歩いてる猫を見るのは新鮮ですね。

さあ、今週のお楽しみ。
文豪グルメ
[若鳥の唐揚げぽろぽろ編]

また美味しそうな唐揚げ!
なのですが……
隣で藤村があんぱんをもきゅもきゅしてる。
両手で持ってるの可愛い~。

それを見た秋声。
鏡花の食べていた炙ったあんぱんを思い出して……
猫に怒られる(笑)。

いいじゃない。
唐揚げ食べた後にデザートで食べればいいじゃない。
どっちも美味しいよね。
私は粒あん派です。

次がこんなに楽しみなアニメって本当に久しぶりです。



さて。
ゲームの方ですが。

安吾!
かっこいい~。
2枚しか出なかったので強化MAXの戦闘安吾にはできませんでした。


そしてバーのオダサクが1枚。


ゲーム絵、奇麗でほんと好き。
課金ですけどね!

スポンサーリンク